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Our Story

書家・辻井京雲と創業の思い、会社設立に至るストーリーをお伝えします。

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OUR STORY

書家・辻井京雲

当社代表である辻井樹の父・辻井京雲氏は、日本を代表する現代書家であり、この芸術書を世界に届けたいと考えていました。その辻井京雲を紹介します。

書家

漢字・日本語研究者

​辻井京雲

1944年、北海道生まれ。

北海道学芸大学(現・北海道教育大学)にて、書の専門教育を受け、学生時代から国内を代表する書道展に継続的に出品。1968年には学生時代に面識があった書家・金子鷗亭氏に入門する。以降、20代で複数の展覧会にて最高賞を受賞するなど書壇の評価を受ける。1975年より北海道教育大学で書道科の教員となり、以降大学退官まで書の専門教育に携わる。また、各書道展の審査員・役員として書壇の発展と書作家の育成に努めた。2003年、札幌芸術賞受賞。2017年、北海道文化賞受賞。

2019年5月、没。

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​海外活動

欧州、北米、中国、南米等各国にて書に関する活動をしてきました。各国の展覧会への出品のほか、1989~1990年にはロンドン大学およびオックスフォード大学で“Japanese calligraphy”の教鞭をとりました。展覧会活動としては1982~2015年において、ロンドン、パリ、ミュンヘン、ウィーン、ベルリン、エドモントン、ストックホルム、ハノイ、サンパウロ、モスクワ、北京、洛陽、ほか世界各都市にて展覧会に出品、または展覧会を開催。

【作品展示または収蔵実績】
フランス国立 ギメ東洋美術館、ロンドン大学(英)、カルガリ大学(カナダ)、英国ジャパンフェスティバル事務局、連運港市博物館(中国)など。

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A class of Japanese calligraphy in Oxford University

​辻井京雲ギャラリー 墨響

出身地、北海道雨竜町にて、町営の辻井京雲ギャラリーが運営されています。

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​Keiun Tsujii
Digital Museum

辻井京雲のデジタルミュージアムもお楽しみください。

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KEIUN TSUJII
DIGITAL MUSEUM
of SHO ART

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OUR STORY

事業構想/創業の思い

現代書家・辻井京雲(1944~2019)の発想。
日本を代表する現代書作家の1人である、辻井京雲氏は生前、自身および仲間の芸術性に優れた作品群を、情報技術を活用して世界へと発信し、デジタル技術を活用し、芸術としての認知を得るべきとの構想を持っていました。しかしこれを実行に移す前の2019年、辻井京雲氏は亡くなりました。

Artist: Keiun Tsujii

Folding screen

“Sun Moon Rain Cloud”

“書”の中でも作品の芸術性を追求する「芸術書」の分野があります。国内外の古典からひたすら学び研究し、毎年継続的に国内の大規模な大会へ出品し、受賞実績を何年・何十年と積み重ね、この世界に没頭する方々が推計2~5万人いるのです。この中でもトップクラス(100~200名程度)の書家が生み出す作品は、世界を代表する「現代アート」です。また、次世代を担う若手(30~50歳代)アーティストも多数存在します。しかし、この分野は「芸術性の目利き」が難しいことなどを理由に、同じ芸術書のプレーヤー、または限られた美術関係者、コレクター以外から評価されることはほぼありません。

Artist: Keiun Tsujii

Must I write? Dig deep into yourself for a true answer. And if it should ring its assent, if you can confidently meet this serious question with a simple, "I must," then build your life upon it.

Quote from: Rainer Maria Rilke's word

H24cm x W32cm

これは、19世紀に梱包材、すなわち価値が無いものとして海外へ渡ったとされる浮世絵に似ていると感じます。海を渡って価値が付加された浮世絵と同じように、21世紀に再び日本の知られざる文化が海を渡っていくことを実現したい。そのように考えるのです。

辻井京雲氏は故人となりましたが、その、「情報技術を活用して、世界へはばたく」「書を始めとする、日本文化の真価を世界に問う」という想いは生きています。この思いを模索し具体化することが、当社の当面のミッションです。

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OUR STORY

会社の設立

当社は2023年5月19日、その構想を受け継ぎ実現するという願いを込めて設立されました。私たちは、主に海外を対象に「書」の魅力を発信しながら、グローバル“書”“SHO”の認知を高めることにチャレンジしようとしています。また、書と表裏一体にある「日本語」「漢字」そのものの魅力も併せて発信します。

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Artist: Keiun Tsujii and Tatsuki Tsujii (2017.1)

当社代表である辻井樹は、辻井京雲氏の長男として生まれるも、アラフォーになるまで書に取り組むことなくビジネスの世界を謳歌し、世襲が多い書作家の世界で「跡を継がぬ者」となってしまいました。その辻井樹も、39歳にしてようやく父・辻井京雲氏に弟子入りし、書作の修行を始めたところです。代表の辻井樹自身も自らプレーヤーとして、真摯に書作に取り組みながら、故・辻井京雲氏、そして現在、書の大家として活躍している諸先生方、そして真剣に修行を重ねる若手の書作家の皆さんが、最高に輝ける場を作るために、事業を構築していきたいと切に思っています。

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